宗教と推し活
ニュースで思い出した出来事が。
去年、連日取り上げられてた某宗教団体。
その勧誘手口の再現ドラマをたまたま観てて
「これ、昔あったわ」とビックリしました。
あれも半世紀程前の事。
待ち合わせしていたら
アンケートに答えてくれないかと声を掛けられた。
とても感じの良い人でオシャベリが上手だったので
「待ってる間だけで良ければ」と応じた。
結局、合流した親友も連れ立って近くの献血ルームへ行く事に。
そこでは別々に仕切られたスペースに案内され
何故かMr.マリックのビデオを見せられた事と
メッコーラを出されたこと(初めて飲んだ)
そして件の台詞である
「世界で一番読まれている本は何だと思う?」
と聞かれたことを覚えてる。
結局それきり訪れる事はなかったけど
いやー危なかった。アレもそうだったとは。
「まさか」って身近な所に潜んでるもんだ。

別の宗教団体に誘われた思い出もある。
これはかなり強烈だった。
19才の夏で
入ったばかりの大学を自主退学して働き始めた頃
高校の同級生が、突然職場にやって来た。
後日、約束をして待ち合わせると
「自分は○○(宗教団体)の青年部の役員をしてて
先にその会館での用事を済ませたい」と移動する事に。
「暑いから中でジュースでも飲んでて」と促され
中に入って座ってたら数人に囲まれた。
「彼女色々大変な事があって大学も辞めて…ね?」
といきなり水を向けられたけど
「ん?いや別に。それより早く用事済ませたら?」
と返した。
すると「折角だから会館内を案内したら?」と言う
オバさんの言葉で、とりあえずその囲み取材からは脱出。
「あのさ、
もしかしてここに来たのって私を誘う為?
悪いけど私に起きてる事を知らない人に話す気無いし
他力本願でどうにかして欲しいとも望んでないんよ。
あなたが信じてる事を否定する訳じゃないけど 私は全く興味がないから
本当は用事なんかないなら早く帰りたいし
私から聞くまではこの先もう
この話(宗教)は聞きたくないわ。」
と、ハッキリ告げた。
彼女は平謝りで、そこから出てカラオケに行った。
その後「久しぶりに家においでよ。
お母さんも喜ぶしゴハン食べてってよ。」と誘われ
「ああ、ハッキリ断って良かった」と思った。
んが。
結果的に家に行ってから
家族ぐるみの勧誘地獄が待っていた…
